クロスの浮きやよれによる皺などよく起こる事例ですがその症状を止めるには
内装工事(クロス工事)だけでは解決しにくい問題です。
今回の事例は、張替工事後に現れたクロスの浮きです、写真ではなかなか
わかりにくいですが。。。
原状真ん中あたりにうっすらと縦に浮があります。右がクロスを捲ったところ。
捲った所だと判りやすいですね。
浮いたところは下地のボードやコンパネの目地になります、浮きや不陸は基本的に
ボードやコンパネなどの不陸調整でパテを施したところに出てきます。
不具合ヶ所をカッターなどで撤去します。
昔のパテはクロスとの接着が弱い物や下地にパテの定着が悪い物が時折出てきます。
もちろん張替時に浮いているものや不具合ヶ所は剥離後パテ処理などの調整は
するのですが、再びクロスを張ると糊の水分や新しく張ったクロスの伸縮などで
弱いところが浮いて出てくるようです。
既存のパテ自体も浮いているところが多数出てきていたので、すべて撤去して
下地の補強にファイバーメッシュを入れてパテ処理をします。
これでようやく下地処理の完成です。あとは丁寧にペーパー掛けを行い、
仕上げて完成です。
仕上がってしまうと写真ではわかりにくいですが、きれいになりました!
内装仕上での修繕ではこのような内容になります、下地自体が動いていたり
建物の振動があればパテは当然割れてきます。クロスを張替ても根本の動きを
止めなければ何度張替ても同じことの繰り返しになります。
ですので、表面が薄く凹凸の少ない光沢のあるクロスは症状が出やすいので
凹凸があり伸縮性のある材料を使うと症状は出にくい(わかりにくくなる)
のである程度凹凸のあるものをお勧めします。
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